博鰲アジアフォーラムが17日に発表した最新の年度報告「2014年アジア太平洋エコノミー総合競争力評価指数ランキング」によると、アジア37カ国のうち、香港の競争力は、前年よりワンランクアップ、シンガポールに続く第2位だった。香港・大公報の報道を引用して中国新聞網が報じた。
同報告によると、2014年、アジア太平洋エコノミー総合競争力評価指数ランキングの上位4カ国・地域は順次、シンガポール、中国香港、韓国、中国台湾と、前年に引き続き「アジア四小龍」がトップを独占した。
第2位の香港は、2013年よりワンランクアップした。香港は、サブ指標のうち主要4項目の順位がそれぞれ、「ビジネス・行政効率」第3位、「インフラ状況」第1位、「全体的な経済活力」第2位、「社会発展水準」第4位だった。中国大陸部の競争力は、前年度とほぼ変わらず、総合評価では第9位のままだった。
同報告を取りまとめた中国国際経済交流センター・コンサル研究部の王軍・副部長は、次のとおりコメントした。
世界で最も開放されているエコノミーの一つである香港は、効率が高く安定し、信頼に値するビジネス経営体制と金融市場を擁しており、インフラ分野で最大の優位性を備えている。一流の交通インフラ網と高品質の情報インフラ・プラットフォームを持ち、インフラ競争力ではアジア37カ国・地域のトップに立った。ただし、今回の結果は、2013年の状況を反映したものだ。
このほか、アジアの上場企業の総合競争力ランキングの上位300社は、日本、中国大陸部、インドがトップ3を占め、中国香港は第4位だった。全体的に見ると、中国大陸部、中国香港、中国台湾の企業は計93社がランクインしており、300社のうち31%を占めた。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年3月19日