【福建自由貿易区】台湾地区と緊密に協力
福建自由貿易試験区は、福州・厦門・平潭総合実験区の3エリアに分かれ、総面積は118.04平方キロメートルに達する。
大陸部の中で台湾地区との距離が最も近い省である福建は、台湾自由経済区との連結と海上シルクロードの建設を重点とする。
【上海自由貿易区】さらなる制度革新へ
今回拡張された上海自由貿易区の陸家嘴・金橋・張江の3エリアはいずれも浦東新区に位置し、総面積は28.78平方キロメートルから120.72平方キロメートルへと大幅に広がった。上海自由貿易区は今後、さらに多くの分野で制度革新が実現される見込みだ。
▽自由貿易区の10大メリット
(1)海外通販が便利に
自由貿易区の設立後、海外ブランド品は発送がすばやくなるだけでなく、購入制限もなくなる。米オンライン販売大手のアマゾンはすでに、上海自由貿易区に国際貿易本部を設立することを宣言しており、米国の貨物の中国への直送が実現する。海外通販の利用者は今後、欧米など海外のアマゾンサイトで直接買い物ができ、海外と同じ商品を同じ価格で買えるようになり、人民元での支払いも可能となる。
アマゾンは、自由貿易区への物流・倉庫のプラットフォームの建設を計画している。一部の商品は事前に輸入され、上海の保税区で保管されることになり、消費者から発注を受けたら自由貿易区からすぐに配送することができ、コストの削減と配送期間の短縮が可能となる。