橋の裏側はこれまで、人が登って点検する必要があったが、今や無人機という「第三の目」による点検が可能になった。ハルビン工程大学が開発した、橋の裏側を飛行しながら点検できる無人機は、点検の正確性と精度を高めることができる。新華網が伝えた。
ハルビン工程大学の莫宏偉教授が率いる「無人機プロジェクトチーム」は、4年間を費やし同無人機を開発した。無人機にセンサを取り付け、ナビゲーション技術を改善することで、橋の裏側の一定の範囲内を飛行できるようになった。操作者は携帯電話などをリモコンとすることで、地上にいながらにして橋の裏側、柱、横梁の撮影を行うことができる。
無人機の開発者である莫教授は、「この装置を使うことで、点検担当者の作業量を大幅に軽減できる。また危険な状況を迅速に把握し、点検・補修の効率を高めることができる。チームは今後、無人機の自動飛行、障害物回避などの研究と開発を強化し、操作性を高めていく」と述べた。
この無人機はこのほど、上海市の高速道路の橋の調査・測量に成功した。同無人機はまた需要に応じて異なるセンサを搭載することで、その他の各種任務・作業を実現できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月30日