中国物流調達連合会と国家統計局サービス業調査センターがこのほど発表したところによると、今年3月の製造業購買担当者指数(PMI)は50.1%となり、前月比で0.2ポイント(p)上昇した。前月と比較すると、新規受注指数、新規輸出受注指数、原材料在庫指数は低下したが、その他の指数はいずれも上昇した。完成品在庫指数、購買価格指数、経済活動期待指数の上昇幅が大きく、1pを超えた。この他の指数は1p以内の上昇にとどまった。
両機関が同じ時期に発表した3月の非製造業ビジネス活動指数は53.7%で、前月比0.2pの上昇にとどまったが、安定的で急速な成長傾向を維持している。多くの産業の指数から、市場の発展状況が徐々に好転し、積極的要因の効果が発揮されつつあることがうかがえる。
第1四半期(1-3月)を振り返ると、PMIの平均値は49.9%で、前年同期をやや下回った。分析によると、同期のPMIの低下は、主に企業自身の調整によるものだという。経済情勢をみると、第2四半期(4-6月)には国の安定成長の重点が引き続き強化され、これにともなって経済運営は安定しつつ鈍化する傾向から安定しつつ上昇する傾向に転じることが予想される。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年4月2日