日本は現在花見シーズンを迎えている。春節期間に日本で「爆買い」した中国人観光客が話題になったが、今度は桜のシーズンに花見を楽しもうと中国人が大挙して日本に訪れている。在上海日本総領事館の統計によると、3月に中国人に発給した観光ビザは過去最多の14.万6000件になったという。これを受け、日本のメディアは、中国人観光客が花見のために大挙して日本を訪れる現象に、「爆花見」という新たな言葉を作り出した。日本人は中国人が訪日して消費することを熱烈に歓迎する一方、一部の中国人観光客の「旅行マナー」に対してかなり苦々しい思いを抱いている。個人的には、日本を訪れ花見を楽しむなら、「なぜ?」という問いかけをするべきだと思う。つまり日本の桜はなぜこんなにも美しいのか?中国人は美しい桜の花からどんな啓発を得るべきなのか?騰訊網が伝えた。
■桜は、日本の集団文化の象徴
日本の国花である桜は、一輪一輪の花は小さく目立たないが、個の集合体として見ると非常に華麗で美しい。このことは、私に中国の牡丹を思い出させた。牡丹の花は、桜とはまったく異なり、常に個としての美しさを放っている。牡丹はひっそりと佇む孤高の花で、富貴栄華を象徴しており、中国の詩人はよく自分の孤独や哀切の思いを牡丹に託して歌に詠んだ。
桜は日本の国民性、つまり集団性を表していると言われている。だが、こんなにも華麗で美しい花がどこにでもあるのなら、どこの国の人々でも、桜を国花とするだろう。「一方水土養一方人」(環境は人を作る)というが、桜の性質は日本人に影響を及ぼしたのだろうか?あるいは、日本人自身の性格によって桜が国花に選ばれたのだろうか?これは、永遠に解けない謎である。