阿里雲計算有限公司(アリババクラウドコンピューティング)はこのほど、アジア最大の太陽光発電システムソリューションのサプライヤーである陽光電源株式有限公司との戦略的提携を発表した。数十万の太陽光発電所がアリババのクラウドサービス「阿里雲」に接続され、「インターネット+」発電所に生まれ変わる。中国青年報が伝えた。
陽光電源は阿里雲と共同で「スマート太陽光クラウド」を発表した。これは、阿里雲の強力な計算・保存・ネット接続能力により、太陽光発電所にスマート稼働・メンテナンスサービスを提供するというもの。さらに、阿里雲の米国データセンターを通じ、海外の太陽光発電所にもメンテナンスサービスを提供する。
太陽光発電所は通常、砂漠もしくは使用されていない建築物の屋上に設置される。無数の「ソーラーパネル」と太陽光発電用インバータなどの関連設備によって形成されるため、稼動・メンテナンスを保障するためには人の手による点検が必要だ。これらの設備にクラウド接続機能を持たせることで、スマート点検が可能になる。ビッグデータ解析と結びつけることで、設備の故障さらには不調をリアルタイムで把握し、補修担当者とルートを合理的に手配することで、維持費を最低限に抑えることができる。
推算によると、「スマート太陽光クラウド」というスマートソリューションにより、太陽光発電所の毎年の収益を3−7%高めることができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年4月7日