アリババ(阿里巴巴)はこのほど、ビッグデータ「アリババ・クラウド経済分布図」を政府に公開した。西安晩報が伝えた。
●ビッグデータ活用の効果:各地域が強みを持つ産業を発掘
「アリババ・クラウド経済分布図」の紹介ページによると、このデータベースから、各地域の電子商取引額、買い手と売り手の地域分布、商品の発送・受領量などが一目で分かる。データが描く曲線は、各地の発展すう勢をダイレクトに反映している。データ分析機能を利用すれば、地域分布、業種分布、商品分類、売り手グループ、買い手グループなど各ディメンション間の交差比較が可能となり、各地の電子商取引構造の特徴について、全面的な分析ができる。
アリババ研究院シニア専門員の張婷氏は、以下の見方を示した。
地方政府から権限を受けた担当者は、アリババ・クラウド経済分布図を利用して、各地域が強みを持つ産業、人気商品、潜在力を持つ企業、消費の主力などを発掘することが可能だ。また、近隣地域と比較することで、自分たちの地域の長所と短所を確認できる。
重点業界については、取引額に関する警報システムを導入し、予想される経済変動を早めに通告することができる。