淑妃・文繡を演じるのは章婷婷
愛新覚羅溥儀の側室(第2夫人)だった文繡は、1931年に愛新覚羅溥儀との離婚を成立させた。唯一皇帝と離婚した女性として、文繡は歴史に名を残すことになった。外見が決して美しいとは言えない文繡が、溥儀と結婚、淑妃となり、その後紫禁城を離れて天津の張園に移り、溥儀との離婚を裁判所に申請し、教師となり、再婚するという、波乱に満ちた人生を送ったというのは、まさに伝説だ。そんな文繡を演じるというのは、章婷婷にとって新たなチャレンジとなる。それでも章婷婷は、愛新覚羅溥儀皇帝やその妻である婉容皇后に対する思い、激動の時代における自身の運命を見事に表現。その抜群の演技は、見る人の琴線に触れる。