5月13日より開催される第68回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを競う、コンペティション部門の正式出品作品がこのほど発表された。中国語映画では、賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督の最新作「山河故人(原題)」と張震(チャン・ジェン)、舒淇(スー・チー)が主演を務める侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の最新作「黒衣の刺客」(原題:聂隐娘)の2作品が同部門に正式出品されることが明らかになった。新華網が伝えた。
賈樟柯監督はカンヌ国際映画祭の常連で、初の英語作品となった「山河故人(原題)」は、「青の稲妻」(02)、「四川のうた」(08)、脚本賞を受賞した「罪の手ざわり」(13)に続いて4作目の同映画祭コンペ部門出品作となる。また昨年は、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門の審査員も務めている。「山河故人」は、趙涛(チャオ・タオ)、張艾嘉(シルビア・チャン)、張訳(チャン・イー)などが主演を務め、時代の大きな変化とともに、登場人物たちの移ろいゆく感情や記憶を追っていく。