ナビゲーションサービスを提供する高徳は22日、「2015年第1四半期(1-3月)の中国の主要都市の交通分析報告」を発表。同期、中国全土で最も渋滞が深刻だった都市は北京で、以下、上海、済南、杭州、重慶、哈爾濱(ハルビン)、天津、南寧、石家荘、武漢と続いた。再びトップとなってしまった北京では、通勤ラッシュ時の渋滞指数は、通常の1.99倍の時間が必要であることを示す1.99、自動車の平均時速は24.02キロだった。北京の中でも、渋滞が最も深刻だったのは西城区で、特に早朝の通勤ラッシュ時の渋滞が深刻だった。同区では、1日のうち、8時間以上深刻な渋滞が発生している。 北京青年報が報じた。
注目されている第2四半期(4-6月)について、高徳は、4月は清明節(4月5日)に合わせた3連休があったほか、5月は労働節(メーデー、5月1日)に合わせた3連休があり、6月にも端午節(端午の節句、今年は6月20日)があるため、余程のことがない限り、渋滞が相当深刻になると予測している。具体的な都市については、気持ちの良い春になり、多くの人が外出するようになる4月に、南方地域のほとんどの都市で、混雑が最も深刻になる可能性が大きいと予測している。一方、北方地域を代表する北京では、5月の渋滞が最も深刻になると予測されている。また、4月13日より、ナンバープレート末尾が4と9の自動車を対象とした走行規制の曜日が毎週木曜日に変わったため、木曜日の渋滞が最も深刻になると予測されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年4月23日