◆求職者、高給よりも幸福感を重視
人材サイト「智聯招聘」、北京大学が共同で行った「2012年度中国最優秀雇用主調査」の報告が5日に発表された。それによると、「90後(1990年代生まれ)」の若者のうち、国有企業への就職を望む人の割合が約4割に達した。専門家は「90後の求職者が増えるに伴い、良い仕事の基準が従来の『物質的な成功』から変化し、多元化しつつある。仕事をしていて幸せかどうか、生活が楽しいかどうか、互いに尊重し合えるかどうかなどが重視されるようになった」と指摘する。>>
◆転職の主力グループに
大手就職情報サイト・智聯招聘が最近発表した「2014年秋季ホワイトカラー転職指数調査研究報告」によると、働く「90後」がますます増える一方、企業や仕事に対する忠誠度は右肩下がりとなっている。調査では、働く「90後」のうち、55.4%が転職を考えていた(就職、辞職の手続き中、履歴書を準備中、およびこれらの意向がある人を含む)。>>
◆辞職の理由 「朝起きられないから会社辞めます」
ある会社は一度、その理由についてのフィードバック調査を行ったことがある。その結果、90後の退職理由として、「朝起きられないから」という信じられないものがあった。弊社の始業時刻は午前8時30分、遅刻すると罰金が科されるが、それが不満の種のようだ。実習中も早起きが大きなプレッシャーとなり、結局耐えられなかった人もいる。ある女子学生は、恋人が地方の大学院に進学したため、自分もついて行くと言い出し、どんなに説得しても無駄だった。>>