◆ぜいたく品に最も関心を寄せる年齢層に
他の多くの業界と同様、ぜいたく品業界においても、「90後」を顧客ターゲットから外すことは、決してやってはならないことだ。検索大手の百度はこのほど、「2014年度ぜいたく品業界報告統計」を発表した。ぜいたく品の検索者数を年齢層別で見ると、「90後」が最多を占めることが明らかになった。>>
◆ネットショッピングの主力になる
「80後」の消費層が成長を続けるとともに、「90後」が急速にネット決済およびネット資産運用の主力になりつつある。天弘基金管理有限公司と支付宝が提供したデータをみると、14年の第3四半期(7-9月)末現在、支付宝の利用者は1億4900万人に上り、生み出された利益は200億元(1元は約19.8円)を超え、利用者一人あたり平均133元の利益を生み出したことになる。人数をみると、80年代生まれが支付宝の利用者全体に占める割合は43.9%に上り、次は90年代生まれで33.2%を占めた。>>
◆不動産を買わない世代
中国社会科学院が2014年に北京で発表した「社会青書:2015年中国社会の情勢分析と予測」によると、卒業後1年の「90後」大学卒業生の約3割の居住面積は20平方メートル以下だが、不動産ローンを背負いたがらず、自分の生活の質をより向上させたいと考えているという。同報告によると、個人の価値観をより重視する「90後」大学卒業生は「不動産を買わない世代」になる可能性がある。>>