2015年6月3日  
 

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北京セブンイレブン 「下部社員の大量離職、経営に支障なし」 (2)

人民網日本語版 2015年05月06日08:21

〇社員を引き抜かれるのは日常茶飯事

北京セブンイレブンは、「毎年、春になると社員の転職が増える。弊社から言えば、今回の社員の集団離職は、正常な範囲内の出来事であり、経営全体に影響が及ぶものではない」としている。

外資系コンビニとして北京に一番乗りしたセブンイレブンは、北京では他のどこよりも豊富な経験を蓄積している。業界で視察対象となるだけではなく、コンビニ人材が最も集中する企業でもあり、同業者が引き抜きを目論む第一選択肢となるのも当然だ。コンビニの成長期には、そのような現象がとりわけ顕著に表れる。

中国連鎖(チェーン)経営協会がこのほど発表した「中国コンビニ発展報告(2014)」によると、2013年以降、コンビニ業は回復の兆しを見せ、第2次拡張期に入った。2011年に創設された北京の現地コンビニブランド「全時」は、それ以来ずっと、全く躊躇せず、セブンイレブンから大量の人材を引き抜いてきた。業界の内部から見れば、企業の創業時に経験豊かなベテラン従業員を採用した方が、順調にスタートできることは間違いないが、人材が全てとは言えない。内部関係者によると、2010年にも、ある現地のコンビニが、セブンイレブンからOFCを大量に引き抜いたが、このコンビニは長くは続かず、いつの間にか市場から姿を消したという。

今回セブンイレブンを離れた地区マネージャーは、「創業」を離職の理由としたが、突然離職した訳ではないという。セブンイレブン側は、「店長から数名をOFCに昇進させ、新たな人事配置も滞りなく済ませ、経営に影響が及ぶことはなかった」と述べた。

〇北京コンビニ市場、すでに黒字経営に

関係者によると、セブンイレブンの昇進制度によると、店舗の一般社員は、店長まで昇進可能で、その先には、「OFCを経て本部社員になる」または「フランチャイジー(加盟主)になる」という2つの選択肢がある。フランチャイジーとして業績が上がれば、複数の店舗を持つこともできる。OFCになれば、本部での出世の道が開かれる。地区マネージャーであるDMになることや本部の他の部門に配属される可能性もある。本部の他の部門では、運営部門との人事異動があり、一般的に、運営部門から他の部門に移動する際には、さらに上の役職が約束される。


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