中国大洋科学調査第34回調査隊を乗せた科学調査船「大洋1号」は、現地時間5月4日午後4時、モーリシャスの首都ポートルイスの港を離れ、中央インド洋海盆および付近の海域における第5航行段階の調査活動に向かった。中国が中央インド洋海盆の環境に対して、系統的な科学調査を実施するのはこれが初。調査隊は同海域で沈積物・生物・水などのサンプルおよびデータを収集し、地球物理調査を実施し、古海洋学および古気候学の研究を行う。第5航行段階首席科学者の石学法氏は、「本航行段階は第34回調査の最終段階であり、航行期間が長く、科学調査の重要任務を遂行する。我々は各種準備を整えている。調査隊は力を合わせることで、各種科学調査任務を完遂できるはずだ」と語った。中国海洋報が伝えた。
同調査隊は2014年11月に三亜市を出発し、第1〜4航行段階の科学調査を終えている。同調査隊は多金属硫化物などの各種科学調査を実施し、多くの成果を手にした。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年5月6日