中国人民銀行(中央銀行)はこのほど第1四半期(1-3月)の「中国金融政策執行報告」を発表し、今後しばらくの間は安定的な金融政策を引き続き実施し、適切な緩和と引き締め、および予測に基づいた調整を行うことをより重視するべきであるとの見方を示した。現在、各種の金融政策ツールには大きな可能性があり、流動性を効果的に調節し、供給することが可能だ。量的緩和というやり方で流動性の水準を大幅に拡大する必要はないという。
同報告によると、今後しばらくの間は、さまざまな金融政策ツールを総合的に運用し、マクロの視点に基づいた慎重な管理を強化・改善し、政策の組み合わせを最適化し、適度な流動性を維持し、貸出と社会融資規模の合理的な増加を実現させる。差別的な預金準備金の動態調整メカニズムの周期に逆行した調節作用と構造を誘導する作用を引き続き発揮させるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年5月10日