税関総署がまとめた統計によると、今年1~4月の輸出入額は7兆5千億元(1元は約19.3円)に上り、前年同期比7.3%減少した。輸出は4兆2300億元で同1.8%増加し、輸入は3兆2700億元で同17%減少した。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は9653億7千万元の黒字で、前年同期に比べ3.4倍に拡大した。
4月の輸出入額は1兆9600億元で前年同月比10.9%減少した。輸出は1兆800億元で同6.2%減少し、減少幅は3月に比べて8.4ポイント縮小した。輸入は8739億元で同16.1%減少した。貿易収支は2102億1千万元の黒字で、前年同月に比べ85.2%増加した。
1~4月の対外貿易には次のような特徴がみられた。
▽一般貿易の輸出入の割合が高まり、輸出が増加した。
▽米国、東南アジア諸国連合(ASEAN)への輸出が増加し、欧州連合(EU)、日本への輸出が減少した。
▽民間企業が輸出入に占める割合が上昇した。
▽広東省や江蘇省など7省・自治区・直轄市の輸出入が占める割合が低下し、中部・西部の一部の省区市は輸出が急速に増加した。
▽電気機械製品と伝統的な労働集約型製品の輸出が増加した。
▽鋼鉄砂、原油、穀物などの主要大口商品の輸入量が増加し、石炭、石油製品の輸入量が減少し、主要輸入製品の価格が軒並み低下した。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年5月11日