2015年6月3日  
 

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回復する日系車 SUVとターボエンジンがポイント

人民網日本語版 2015年05月19日08:22

トヨタ、ホンダ、日産、マツダなどの日系自動車メーカー大手が、このほど相次いで4月の中国での新車販売データを発表した。日産ブランドを除くすべてのブランドが上昇傾向を示し、特にホンダは前年同月比11.7%の増加、マツダは同37.4%の増加と、2けたの伸びを達成した。「京華時報」が伝えた。

中国汽車(自動車)工業協会がまとめたデータにも、4月の日系ブランドの好調さが反映されている。4月の日系車の中国販売量は27万4800台で同5.4%増加し、ドイツ車の31万900台に続く好調さで、同月の乗用車販売全体の16.47%を占めた。日系ブランドの回復傾向は突発的な現象ではなく、今年第1四半期(1-3月)の販売量データをみると、トヨタが0.1%減と小幅に低下したほかは、ホンダ、日産、マツダはいずれも増加した。

業界では、2015年は日系ブランドが中国自動車市場で「袋小路から反転攻勢に転じる」年という見方が一般的で、また製品を方向性とする中国市場にあって、日系ブランドの中国販売量が持続的な回復傾向を維持できるかどうかは、製品、技術、営業販売などの戦略・計画と密接な関係があるとみられている。

▽たくさんの新車が市場に SUV市場に力点

ここ数年、日系ブランドの中国市場での販売量はさまざまな要因の影響でずっと振るわなかった。こうした局面を転換させるため、日系ブランドは新車導入のペースを速め、過去1年間だけでも、ホンダは「ヴェゼル」、「アコードクロスツアー」などの新6車種を、トヨタは「レビン」、「カローラ」などの主力車種をうち出した。ここ数カ月の間にも、たとえばトヨタは、「クラウン」のリニューアル車、「ハイランダー」のリニューアル車、中国産「プラド」など多くの新車種を集中的に市場でうち出した。またこのほど閉幕した上海モーターショーでは、「ハイブリッドエンジン」をテーマとし、下半期にカローラとレビンのハイブリッド車を発売し、中国の省エネ・汚染物質排出削減の流れに乗り、新エネルギー自動車で市場の挑戦に立ち向かうことを明らかにした。


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