中国初の健康ビッグデータ分析・研究に特化した実験室、「春雨・中国科学院大学健康ビッグデータ共同実験室」がこのほど、中国科学院大学に正式に設立された。人民日報が伝えた。
同実験室は、中国人が罹患しやすい20種の疾患のデータモデリングを行い、データ収集・伝送の規格を定義づけ、機械学習アルゴリズムによりこれら疾患の自動健康予測を実現することを目指す。利用者の健康指標に異常が発見されれば、システムが直ちにインターネットを通じて警報を発する。
同実験室はさらに、4年弱に渡り蓄積した5000万件のオンライン問診データに基づき、機械学習を通じた初歩的なスマート診断を実現する。将来的には、臨床診断誤診率や使用禁忌薬、臨床治療の手段を表示するなど、医師の使用にも適した機能を追加する予定。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年5月26日