「この秘密は絶対他の人に教えないで」―誰もが、このような言葉を聞いた経験があるだろう。だが、「口が堅い」ことは、本当に良いことなのだろうか?ある最新の研究によると、秘密を守ることは、精神的ストレスを増やすだけではなく、その人の身体的健康まで蝕む恐れもあるという。新華社が報じた。
1日付英デイリーメール紙に掲載された米コロンビア大学ビジネススクールの研究報告によると、「秘密を守る」ことは、「重い荷物を背負っている」のと同様、当人にダメージが加わるという。「秘密」はその人の考えを独占し、そのことを考えれば考えるほど、知力や精神力を大量に消耗する仕組みになっているようだ。
研究報告の共著者であるコロンビア大学ビジネススクールのスレピアン客員教授は、「秘密を守ることで生じる負担から、身の回りでやるべき事が軒並み困難になってしまう場合がある。エネルギー不足から、結果も出なくなってしまう。極端な場合では、生活が乱れ、身体的健康が蝕まれる恐れがある。このような問題を解決する最良の方法は、信頼できる人物に秘密を打ち明ける、あるいはこっそりと紙に書き出す、などの方法で、背負っている重たい荷物を降ろすことだ」と指摘した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年5月5日