上海外服健康管理センターは1日、「2015年上海ホワイトカラー健康指数白書」を発表した。これによると、上海のホワイトカラーの健康上の問題トップ3は、「脂肪肝」「体重超過「脂質異常症」であることが判明、罹患率はいずれも2割を上回った。新華網が報じた。
白書は、最近5年間の上海のホワイトカラー約40万人の健康診断データおよび約1千人を対象に実施したアンケート調査に基づいたもの。白書によると、5年間で、ホワイトカラーが健診で異常と認められた項目のうち、異常である人の割合が顕著に増えたのは、「体重超過」「甲状腺異常」「骨粗鬆症」だった。具体的には、「体重超過」は14.1%から25.8%に、「甲状腺異常」は4.3%から12.2%に、「骨粗鬆症」は2.6%から5.4%に、それぞれ増加した。
男女別にみると、男性の問題トップ3は順次、「脂肪肝」「体重超過」「脂質異常症」で、女性は「乳腺房増殖」「痔ろう」「甲状腺異常」だった。
白書によると、健診における異常率が高いという状況に反して、ホワイトカラーの41%は、自分自身について、「非常に健康」または「まあまあ健康」と考えていた。このようなあまりにも楽観的な姿勢は、心理面での油断をもたらし、健康上の隠れたリスクの温床となり得る。
また白書によると、上海のホワイトカラーのうち、「定期的に健診を受けている」人は75%に達したが、「身体面で問題が生じた時には、専門的な検査を受ける」とした人は35.5%、「血圧計や血糖測定器など家庭用医療機器を使って日常的に身体状況をチェックしている」と答えた人は10.5%にとどまった。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年4月3日