米フォーブス誌は26日、「2015年世界で最も影響力のある女性100人」ランキングを発表した。首位は5年連続でドイツのアンゲラ・メルケル首相だった。中国大陸部、台湾、香港、マカオからは計6人がランクインした。新華社が報じた。
【ランキング結果】
過去12年のうち10回ランクインしたメルケル首相は今年、5年連続での首位の座を守った。フォーブス誌は、「3期目に入ったメルケル首相は、自国の経済衰退からの脱出のリーダーシップを執り、ギリシャの深刻な景気低迷からの巻き返しに力を貸した」と評している。
今年のランキングで特に目立ったのは、2016年米大統領選への出馬を表明したヒラリー・クリントン元国務長官が第2位に躍進したことだ。これについてフォーブス誌は、「ヒラリー・クリントン氏は、昨年の第6位から王座にあと一歩の所まで迫った」とコメントした。
トップ10のうち米国人は7人で、ヒラリー・クリントン氏のほかは順次、マイクロソフト創始者ビル・ゲイツ氏のメリンダ・アン・ゲイツ夫人(第3位)や米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長(第4位)、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のメアリー・バーラCEO(第5位)、SNS大手フェイスブックのシェリル・サンドバーグCOO(第8位)、動画共有サイト・ユーチューブのスーザン・ウォジツキCEO(第9位)、ミシェル・オバマ米大統領夫人(第10位)。