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中国LCC「春秋航空」のネットワーク 日本の三大都市圏をカバー

人民網日本語版 2015年06月10日07:59

中国の格安航空会社 (LCC)、春秋航空は4日、新たな中日路線として6月29日より上海-名古屋便を運航することを発表した。上海と名古屋を結ぶ直行便はエアバスA320を採用し、毎週火曜日、木曜日、金曜日、日曜日の4便を就航させる。また、春秋航空は合肥、哈爾濱(ハルビン)、呼和浩特(フフホト)から石家荘経由で名古屋に至る路線も就航させる予定。これにより、春秋航空の中国と日本を結ぶ路線は一気に20路線に増える。中国新聞社が伝えた。

春秋航空は現在、中日間に毎週15路線64便を運行しており、座席数は2万3000に達した。春秋航空は2005年の就航開始から2014年末までに、中日路線の旅客数は延べ80万人を超え、昨年だけで39万2千人に達した。

日本が発表した公式データ・資料によると、昨年の訪日中国人観光客は240万人を突破し、前年比で84.3%増加した。大阪を例にとると、円安や関西国際空港への増便などの影響で、大阪を訪れた中国大陸部の観光客は、2013年の52万人から2014年の100万6千人へと大幅に増加した。春秋航空が開設した一部の中日路線では、往復500元という格安航空券が販売され、中国観光客の旅行意欲を大きく刺激した。

春秋航空市場部の関係者は「中日の観光市場には巨大なビジネスチャンスが隠れている」と指摘する。春秋航空は今年3月、中国と日本を結ぶ5路線を新たに就航させた。就航したのは北海道の旭川と上海、大阪と四川省成都市・河南省鄭州市・陝西省西安市・福建省晋江市をそれぞれ結ぶ便だった。

日本観光庁は、春秋航空の成功で、多くの航空会社が大阪路線に参入するようになり、大阪の観光市場が急速に飽和状態に向かっているとしている。大阪便での成功に味を占めた春秋航空は、今度は名古屋に焦点を合わせた戦略に踏み切った。中国各地発名古屋行きの直行便は、両地の観光客の往来に一層の便宜をもたらすと見られている。(編集XM)

「人民網日本語版」2015年6月10日

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