北京では、宅配便サービスに続き、世間から熱い注目を浴びる新型輸送ツール・ドローン(無人機)を使ったデリバリーサービスビジネスが、飲食業界にも進出した。6月10~12日、携帯操作アプリで操縦できるドローンを開発生産している広州億航智能技術公司とデリバリーサービス業が手を組み、北京初のドローンによる食品デリバリーサービスのテストが行われている。実現すれば、ランチのピーク時でも30分以内でデリバリーが可能となる。人民網が伝えた。
6月10~12日の3日間、ランチのピーク時である11時から13時の間に、北京の5環路の外に位置している回竜観と西二旗の2つの地域の客はドローンによる急ぎのデリバリーサービスを受けることができる。今回のドローンデリバリーサービスは、億航の最新型ドローン「ゴースト」を使用したもので、配達員は自ら携帯電話の操作アプリを使ってドローンを操縦し、商品を客にデリバリーする。
デリバリーサービス会社の責任者によると、今回のドローンによるデリバリーテストは顕著な成果をあげることができたという。ネットユーザーがネットでオーダーしてから10分後に注文のメニューができあがり、その後10分以内に配達員が出発すると同時に、ドローンが飛び立ち、5分前後で客に指定の場所で商品を受け取るように通知した後、ピザを載せたドローンが客のもとに到着する。このように、注文を受けてから30分以内にデリバリーを完了することができ、最速だと、20分以内のデリバリーも可能となる。