ソニーモバイルコミュニケーションズの十時裕樹社長兼最高経営責任者(CEO)は7日、「ソニーは決して現在のモバイル事業から撤退したり事業を売却したりしない」と述べた。長らくささやかれてきたソニーのモバイル事業撤退のうわさは、単なるデマに過ぎなかったということだ。
十時社長は、「ソニーがモバイル市場から撤退するとの憶測は、基本的にソニーモバイルが2014年に巨額の損失を出したことで出てきたものだ。だがこの損失は12年にエリクソンが保有する(ソニー・エリクソンの)株式を買収した時に計上された損失であり、実際の現金フローによるものではない」と説明した。
また十時社長は、「このような憶測が出てきたのは、ソニーが先にパーソナルコンピューター『VAIO』の事業を売却したことがあるからだ。だがスマートフォンはソニーにとってより重要な意義をもつといえるだろう」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年7月8日