対談の会場
人気の観光都市は東京・大阪 女性同士の旅行がブームに
凱撒旅行社の曹雪総監は、東京と大阪は依然中国人観光客に人気の高い都市であるが、富士山が聳える山梨県や静岡県といった地を訪れる中国人観光客も増加傾向にあるという。また、北海道は近年映画のロケ地として登場したころから風光明媚な地として中国人に知られるようになり、北海道への直行便は年々増加し、東京、大阪、京都、富士山周辺地域に次いで観光客数が急増している人気の旅行目的地となっている。
伊地知所長は、「日本を訪れる中国人観光客の男女比率は基本的に同じだが、今年に入って女性の割合が増加、特に20代から40代の女性同士の日本旅行が増えている」と紹介した。これついては曹総監も同様の見解を示し、「女性同士や親子旅行はここ数年でブームを迎え、このブームはしばらく続く」とし、日本滞在中に女性が好む観光内容は、買い物、温泉、自然といったリラクゼーションを目的とした内容がメインとなっており、このニーズに応える旅行商品は今後さらに増えるとの見方を示した。