ハルビン医科大学付属第四病院が15日に発表した情報によると、同院の胸部外科主任の崔鍵教授が率いるチームは、全国で初めて3Dプリント技術を使い、複雑な肺腫瘍の手術を実施した。科技日報が伝えた。
患者の劉さん(72)は同院の胸部外科で、肺門に腫瘍ができていると診断された。崔教授によると、腫瘍は肺の末端部に位置し、通常のCTスキャンでは腫瘍と周囲の血管の関係が分かりにくいため、手術がハイリスクで出血量が多くなる。肺の3D模型(樹脂製)を作成すれば、腫瘍の実際の位置および周囲の血管との関係がはっきりし、より正確に手術できるようになる。
同院は7月15日までに、3Dプリント技術によって複雑な肺腫瘍を患った3人の患者を治療した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月17日