劉さんが世界各地から自分宛てに送った葉書
北京大学古文博学院の大学院生・劉偉さん(仮名)は、夏休みや冬休みになると、遺跡を巡るために、中東や中央アジアなどの各地を訪れる。「二ネベ、ハトラ、ニムルード、ホッラマーバードなどは既に消えた。次はアッシリアだろう……。今回は二ネベが本当に消えていた」。2015年3月9日に、劉さんが中国のSNS・人人網に残した書き込みで、次はイラクに行くことを決めたようだ。浙江在線が報じた。
今月15日、劉さんがイラク警察に逮捕されたというニュースが中国で流れた。また、イラク当局に過激派組織「イスラム国」(IS)の一員と見られているとの誤報も流れ、中国で大きなニュースとなっている。
「古跡が残っているうちに、見に行きたい」
劉さんの書き込みから、今回はイラクに行ったと見られる。
劉さんは、シリアやイラン、エジプト、パキスタン、アフガニスタンなどに行ったことがあり、劉さんの人人網のアカウントを見ると、ホームページに世界各地の遺跡などで撮影した写真がアップされている。夏休みや冬休みになると、遺跡を巡るために、中東や中央アジアなどの各地を訪れているようだ。