船に疫病神を乗せて無事祈る習慣も
浙江省台州市の漁村では、大暑になると、「大暑船」と呼ばれる木造の船を海に送るという習慣が、数百年続いている。清の同治年間(1861-75年)、この地で疫病が流行し、特に大暑が最も深刻だった。そして、疫病神5人の仕業だと考え、川辺に五聖廟を建て、大暑の日に、供え物を乗せた木造の船を海に流した。この「大暑船」には、疫病を外に送り、無事を願うという意味が込められている。
この漁村では今もその習慣が残り、「大暑船」を港まで運び、無事を祈る一連の儀式が行われる。その後、大暑船は漁船に引かれて漁港を出、海上で火がつけられ、豊作や平和な生活が願われる。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年7月23日