上海歌劇団の舞劇「トキ」、日本公演終了　文化の使者としての役割果たす (2)

「朱鷺」は日本全国で大盛況となり、開場2時間前には、長蛇の列ができ、約3000席の会場は、ほぼ満席となった。今回の公演数と開催地の数の多さは、劇団員にとって初めての体験。けがや体調不良、疲労などを乗り越える各劇団員の姿に、主催者の日本民主音楽協会は、「上海歌劇団のプロフェッショナルな精神と芸術に対する追求に、敬意を示したい」と感動の声を上げた。

中国の程永華駐日大使は取材に対して、「巧みで深い味わいのある『朱鷺』には、高い芸術的価値と観賞価値があり、中国の現代舞台がハイレベルであることを示している。そして、工業化や都市化が進む中、人と自然が喜びと憂いを分かち合い、調和を取りながら共生するという理念を完璧に表現しているため、エコ文明建設の推進を加速させる中国の理念とも全く一致しており、鮮明な時代のテーマを反映している。さらに、トキは、中日友好の象徴、使者であり、『朱鷺』は日本の国民に、中国の国民の両国の友好に対する願いを伝え、両国の文化交流を推進した」と成果を語った。（編集KN）

「人民網日本語版」2015年8月4日