2022年の冬季五輪開催地に選ばれた北京市は4日、報告会を開催し、五輪招致委員会の委員長を務めた王安順市長が、河北省張家口市との共同開催が決まった原因について、国民全体の支持や招致コンセプトなどを挙げた。新華社が報じた。
■高い国民の支持率
王市長によると、国際オリンピック委員会(IOC)の委託を受けた第三者機関の調査では、北京の冬季五輪開催立候補を、中国全土の国民90%以上が「支持」。北京市と張家口市の支持率も、それぞれ92%以上と99%に達した。中国の国民が冬季五輪開催を切に望んでいたことを示している。
■選手中心、持続可能な発展、開催費用の削減をコンセプトに
王市長によると、立候補に当たり、北京は「ピュアな氷と雪の上での出会い(joyful rendezvous upon pure ice & snow)」というテーマを掲げ、▽選手中心▽持続可能な発展▽開催費用の削減―を3大コンセプトにした。これらコンセプトはIOCが昨年発表した「五輪アジェンダ2020」の内容とも一致している。