「中国では独身女性が卵子を凍結保存することが禁じられている」との報道が、世間の注目を集めている。「女性が出産・育児を行う権利の保障」が、ネット上での議論の核心ポイントとなっている。「新技術と古い倫理観とのバランスを考慮し、深く突っ込んだ立法議論を進めて初めて、合理的な道を進むことができる」と指摘する声もある。中国新聞網が報じた。
7月初旬、中国の女優、シュー・ジンレイ(徐静蕾)が、米国で自分の卵子を冷凍保存したというニュースが報じられ、「今後の出産のあり方」を巡り、人々の間で熱い論議が巻き起こった。
そして今月2日、中国中央テレビ(CCTV)報道センターの公式微博(ウェイボー)に、「中国では、独身女性が卵子を凍結保存することが禁じられている」という情報が発信され、独身女性の卵子凍結保存が再び話題となり、多くの市民が討論に参加した。1カ月前と異なり、今回は、政府が卵子の冷凍保存を禁じることの是非や、女性の出産・育児をめぐる女性の権利保障をめぐり、多くのコメントが寄せられた。