2015年8月11日  
 

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選択権を子どもに預ける日本の教育 (3)

人民網日本語版 2015年08月07日09:45

日本の小学校でも、授業で話を聞かない子どもは少なくない。だがグラウンドでコーチの話を聞かない子どもはほとんどいない。理由は簡単である。学校の勉強は義務だが、サッカーの練習は自分で選んだことだからだ。

日本の育児書もそのように保護者に教えている。子どもを連れておもちゃを買うとすれば、保護者は2つか3つの候補を選んでもいいが、最後は子どもに選ばせる。小さい頃から自分で選ぶ習慣を身につけさせるためである。

息子が最初に自分で「選択」をしたのは3カ月の頃だった。息子を連れて日本の病院に予防注射を打ちに行った時のことだった。注射を終えた医師は、大声で泣く息子のために、キャラクターの絵の入った2枚の絆創膏を取り出した。両手で2枚とも取ろうとする息子に、医師は辛抱強く、1枚だけだと言って聞かせた。息子はそれを理解したようで、少し迷ってから1枚を選んだ。この小児科医師がこうしたのは、実際には保護者の私に見せ、保護者を教育するためだったと考えられる。

日本人がこうしたしつけをするのは、小さい頃から選択の余地を子どもに与えなければ、子どもが自分は本当は何が必要で、何をしたくて、何に興味があるのかがわからなくなってしまうからなのである。(文:青葉 編集:MA)

「人民網日本語版」2015年8月7日


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