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留学する夫と一緒に日本へ渡った主婦、建築家として帰国 (2)

人民網日本語版 2015年08月14日10:44

■創意工夫で受賞

劉さんの夫は成績優秀だったため、学費が免除され、2つの奨学金を獲得した。それは劉さんの授業料を負担するのに十分な額だった。27歳の彼女は恩を感じながら大学生活をスタートした。学部生の時には日本の高級真珠ブランド「ミキモト」が主催するウィンドウディスプレイデザインコンテストに参加し、初めて2つの賞を受賞した。

学年で一位の成績により奨学金を獲得し、京都の老舗の「縁側」からヒントを得て、学部の卒業制作のテーマを「縁」と決めた。彼女は居住者により多くの公共スペースを提供することで、もともと見ず知らずの世帯同士が知り合いになる機会を与えるということを意識した。このデザインは日本の「近代建築」という雑誌の掲載に選ばれ、担当教授から修士課程に進むことを推薦された。

■夢を持ち続けて

修士生の間に、彼女は下の女の子を妊娠したが、それでもなお研究し続けた。2013年、上の女の子が五年生になった時、子供の成長期において重要な時期を逃したくないと思い、下の女の子を連れて帰国した。

帰国後も建築デザインの仕事を続け、自分がデザインしたビルがそびえ立つのを見ながら、内心では感動していた。一緒に生活することで彼女は上の女の子との距離を縮め、姉妹の情も深まった。そのことは彼女が一番満足できることだ。

現在、劉さん親子は女三人で一緒に暮らしており、夫は日本で働いている。なぜこんなにも自分の道を歩み続けられるのか、彼女に質問した。彼女は「人生の分かれ道に立つたびに実は非常に迷っていました。たくさんの人の意見も参考にしますが、小学生の時に勉強した「小馬が川を渡る」のように、小馬は自分で水に入ってみないと深さがわかりません。当然、川を渡るたびに、家族や友人がそばで励ましてくれるので、私の最大の幸せです」と答えた。(編集JK)

「人民網日本語版」2015年8月14日


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