放河灯(とうろう流し):死者を悼み、平和を願う
24節気において、処暑の存在感は薄く、この節気をしらない人もいる。時に処暑は日が近い中元節の力に頼り知名度を上げている。
このように、一般には中元の夜の宴会のような民俗的なイベントがあるが、俗にいう「七月半」(日本でいうお盆のようなもの)での重要な習慣は「放河灯」である。
「河灯」は「蓮の花の灯り」とも呼ばれ、一般的には底の部分にランプや蝋燭を置き、中元の夜に海や川、湖に放つと、河灯は流れに任せて漂っていく。「放河灯」の始まりは溺死した霊やキツネなどの獣の霊を極楽浄土へ導くためだと言われており、その後亡くなった家族を追悼し、生きていることへの感謝へと発展した。
![]() | ![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386