抗日戦争勝利70周年記念式典プレスセンターで28日、中国人民抗日戦争勝利の偉大なる歴史的意義に関する記者会見が行われた。中国社会科学院の李培林副院長が関連の状況について紹介し、記者からの質問に答えた。
記者からの「中国は今年、中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年を盛大に祝うが、これには何か特別な考えがあるのか?」との質問に対し、李副院長は次のように答えた。
抗日戦争と反ファシズム戦争の勝利によって、過去70年間の世界の平和的発展が確立された。これは簡単なことではない。あの戦争を経験し、戦争のために大きな犠牲を払った人々の平均年齢もほぼ90歳に近づいている。我々はこの活動を通じて、民族と歴史にこの一幕を書き留め、反ファシズム戦争後、抗日戦争勝利後に築かれた国際経済秩序および、東アジアと太平洋の経済社会秩序を知らしめる。
このほか、周知のとおり、現在東アジアと南中国海には平穏ではない地域がある。欧州共同体において、フランスとドイツは第二次世界大戦時に正義とファシズムの悪魔として敵対した国同士だ。しかし現在、これらの国は欧州の平和的発展秩序を共に構築する中心的な力となっている。我々も東アジアにおいて、中日韓が地域の平和と発展を維持する重要な力となることを願う。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年8月28日