雨の中、傘をささなくても濡れずに済む。こんな不思議な体験はいかが?
かつてロンドン、ニューヨークを一世風靡した豪雨を降らせる大型アート装置「レインルーム」は9月1日から、上海で正式に一般公開され、アジア巡回展示の最初の地となった。
150平方メートルの黒い部屋が「レインルーム」だ。天井から激しい雨が流れ落ち、地上に水しぶきが飛び散るファンタジーな空間で人々が思い思いに歩き回っているが、どこへ移動しても透明なカバーで覆われているかのように雨に濡れていない。その秘密は天井に設置されたセンサーにある。センサーが人の位置を認識し、その場所の雨を制御し、人を避けることができる。
「レインルーム」は実は環境保護のコンセプト作品で、数千リットルの水が天井の配管システムから降ってくるが、地面に格子状の給水システムが設置されており、循環させて再利用している。「レインルーム」は同時に20人までしか体験できないが、一人平均10分程度で体験することができる。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年9月1日