国務院台湾事務弁公室(国台弁)の馬暁光報道官は4日、「台湾各界の人々を中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念式典に招待したことは、両岸の同胞が民族全体の利益という高みから、歴史の教訓を胸に刻み、抗日戦争の精神を継承し、目下の両岸関係の状況の中で交流を強化し、引き続き『92年コンセンサス』を堅持し、『台湾独立』に反対するという共通の政治的基盤の上に立って両岸関係の平和発展を推進する上でプラスになる」との見方を示した。
馬報道官は、「周知の通り、両岸同胞の抗日戦争の歴史に対する評価といった問題にはなお違いがあるが、このために両岸関係の平和発展のプロセスとムードに水を差すべきではない。このような違いに対し、両岸の学術関係者が『歴史の資料を共有し、共同で歴史の教科書を編纂する』というやり方で交流や研究を強化し、小異を残して大同につき、共通の見解を集めて違いを昇華させ、徐々に違いを解消していくことが可能だ」と述べた。
馬報道官は、「今から70年前、中華民族のすべての人々が党派に関係なく、志を一つにして、ともに外敵と戦い、民族を挙げての抗日戦争という壮大な物語を紡ぎ出した。70年後の今日、私たちには両岸の同胞がすべての偏見と違いを克服し、民族復興という大局と未来に目を向け、力を合わせ心を一つにし、引き続き両岸関係の平和発展を推進し、中華民族の偉大な復興という素晴らしい未来をともに作り出すことが完全にできると信じるだけの十分な理由がある。これは両岸のすべての責任ある政党や政治家が引き受けるべき歴史的責任でもある」と指摘した。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年9月6日