15日、2016年度国家公務員試験の出願がスタートした。今回の採用予定者数は、過去最多の2万7千人あまり。今回大きく変わった点として、現職の公務員と公務員法の規定が適用される関連機関(部門)の職員は、出願できないことが挙げられる。これはつまり、今回初めて、「体制外」の人々だけから国家公務員の募集が行われることになったことを意味している。北京日報が伝えた。
政府の公式発表によると、今回の試験は、120以上の中央機関、直属機関、公務員法の規定が適用される関連機関(部門)の職員採用に関するもので、採用予定者数は、昨年比約5千人増の2万7千人あまり。
現職の公務員と公務員法の規定が適用される関連機関(部門)の職員は出願できなくなったことは、今回大きく変わった点だ。これにより、今回初めて、「体制外」の人々だけから国家公務員の募集が行われることになった。
華図教育の国家公務員試験指導首席専門家である魏華剛氏は、「国家公務員試験を受験することが、『体制内』の公務員にとっての昇進ルートではなくなった。公開選抜の道に挑むことが、中央機関や直属機関の職員を目指す唯一の道となった。これまで、現職公務員の中には、国家公務員試験という『登竜門』をくぐることで、公務員としての身分がさらに安定すると考える人がいた」と分析している。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年10月15日