杭州(国際)郷村観光・レジャーフォーラムが1日、浙江省杭州市で開催。世界観光都市連盟(WTCF)の専門家委員会の委員を務める、杭州師範大学の徳村志成教授が、日本の温泉街の発展の成功例を挙げ、中国の温泉旅行の発展が今後歩むべき道を示した。中国新聞網が報じた。
世界で最も温泉が普及している日本では、海の島に行っても山奥に行っても、美容や健康に効果的な温泉や、ゆっくりとした休日が過ごせる温泉がある。「温泉王国」である日本の全国では温泉を利用する人の数が年間、日本の総人口数に達する。
日本ではオールシーズン温泉旅行が人気になっているのに対し、徳村教授によると、中国の一部の温泉経営者は、温泉のオンシーズンは「冬」という間違った意識を抱いていると指摘している。そして、オンシーズンは半年ほどという徳が、温泉の値段を高騰させているという。
また、「本当の温泉は、『イモ洗い』のような状態ではない。だが、中国では、一部の企業家が間違った経営理念を持っているほか、一般人の温泉に対する知識も不足しているため、温泉で『ゆっくりする』というのではなく、水着を着て温泉で『遊んでいる』。温泉が乱用されている現象が珍しくない」と指摘する。