(9)中国はどうして国産の中距離旅客機を研究開発したの?
上海外国語大学国際金融貿易学院の章玉貴院長は、「世界の民用航空機市場は全体として発展の可能性が非常に大きい。今後20年間で世界の民用航空機市場の規模は8700億ドル(約104兆8959億円)に達する見込みだ」と話す。
また章院長によると、「国産中距離旅客機の開発製造は中国民用航空産業の発展における非常に重要な節目であり、中国が先端製造業を構築する上で極めて重要な戦略的価値をもつポイントだ。中国には高速鉄道や原子力発電所はあるが、中距離航空機の価値は高速鉄道をはるかに上回る。なぜかといえば中距離航空機は買うことができないものだからだ。重要な時期にはこのような先端の製造業が国の発展を支えることが必要だ」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年11月4日