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中国産大型旅客機、パリ航空ショーで脚光を浴びる

人民網日本語版 2015年06月24日15:05

第51回パリ航空ショーの会場に設置された、中国産大型旅客機C919の展示ブースの前では、各国の業界関係者が足を止めていた。民間航空機市場の2033年の需要は、2万5000機以上に達すると分析されている。しかしエアバスのA320シリーズとボーイングのB737シリーズの現在の生産能力は、9000機の注文にしか対応できない。市場の需要を満たすため、新しい航空機製造メーカーが市場に進出することになる。現在最も注目されている航空機は、カナダのボンバルディアのCシリーズ、中国商用飛機有限責任公司(以下、同社)のC919、ブラジル・エンブラエル社のE195、ロシア・イルクート社のMS21の4種だ。

パリ航空ショーが開幕したばかりで、平安国際融資租賃有限公司は同社と、57機のC919の購入意向合意書に調印した。中国普仁集団有限公司が出資するドイツ普仁航空有限公司は同社と、7機の地域路線用ジェット旅客機ARJ21-700の購入意向合意書に調印した。

エアバス顧客業務最高執行責任者(COO)のJohn Leahy氏は、「中国の航空機製造業は今後20年に渡り、エアバスとボーイングのライバルになり、現在の2社独占構造を打破するだろう。航空機の製造には決意、長期的な計画、多くの資金による援助が必要だ。エアバスは30年をかけて航空機製造業のリーディングカンパニーになった。中国には長期的な計画、自国の航空機製造業を形成する願い、潤沢な資金がある」との見方を示した。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年6月24日

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