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新型南極砕氷船、中国が建造を計画

人民網日本語版 2015年08月06日14:18

中国国家海洋局が発表した情報によると、中国の新型南極砕氷船の建造に関するフィジビリティスタディが、このほど国家からの許可を獲得した。海洋科学技術の発展、海洋強国の建設に取り組む中、中国の海洋科学観測と調査船団は新たな実力強化の波を迎えている。人民日報が伝えた。

極地観測船「雪竜号」は現在、中国の毎年の南極科学観測、断続的な北極科学観測を単独で遂行し、物資輸送や大洋科学観測の任務を支えている。雪竜号は輸送船を改造したもので、砕氷能力に限りがあり、地球物理・海洋生物資源調査の現代的な設備が不足している。数回の大規模な改造によって能力が上がっているが、依然として過負荷の使用状態となっている。

専門家によると、新型極地科学観測砕氷船が完成すれば、中国初の本格的な極地砕氷船になる。中国は南極・北極を含む世界の各大洋で、広範囲の水深の海洋・大気・海底などの総合的な観測と探査を行う能力を手にすることになる。新型砕氷船は深海探査艇、自立型無人潜水艇、水中探査システムなど、先進的な海洋科学探査設備を搭載すると同時に砕氷能力も大幅に強化される。船首と船尾による砕氷が可能になり、機動力が大幅に強化され、流氷の中でもスムーズにUターンできるようになる。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年8月6日

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