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海面が急上昇、200年後には東京沈没か NASA

人民網日本語版 2015年08月31日08:24

米航空宇宙局(NASA)の科学者は、「最新の衛星観測データによると、地球温暖化により今後100−200年間で海面の1メートル以上の上昇が起きる」と述べた。シンガポールや東京など、標高の低い一部の主要都市が沈没する恐れがある。中国新聞網が伝えた。

最新の調査結果によると、グリーンランドと南極の氷床が溶けるペースが加速しており、海水の水温と海面の上昇もかつてないほどのペースとなっている。

NASAの地球科学専門家は、海面上昇は世界に「深刻な影響」を及ぼすと述べた。世界で1億5000万人以上が標高1メートル未満の所で生活しており、多くがアジアに集中している。フロリダ州などの標高の低い米国の州、シンガポールや東京など世界の主要都市が、消滅の危機に瀕している。一部の太平洋の島国は、完全に消滅するかもしれない。

NASAによると、世界の海面は1992年から現在まで平均で7.6センチ上昇しており、一部の海域では23センチも上昇している。その中心となっているのが、溶けた氷と氷河だ。科学者は特にグリーンランドの氷床を懸念している。ここからは過去10年間で、年間平均3030億トンの氷が流出した。南極の氷床からも年間平均1180億トンの氷が失われている。

NASAの海洋学者は、氷床の溶けるペースは「我々の想像を上回る」と述べた。今後20年内に、海面はこれまでの平均を上回るペースで上昇するため、対策が必要だという。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年8月31日

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