孫センター長は、「中日韓の経済貿易協力はアジア経済という盤面を活性化させるための重要な一歩であり、東アジア経済の活性化は世界経済全体を牽引する上で計り知れない意義をもつ。中日韓の新たな生産能力協力を通じて、アジア市場にニーズを呼び起こし、さらには欧米諸国がアジア諸国の後を追って川上から川下に至るより合理的な産業チェーンとより効率の高い国際分業協力システムを形成することを促し、また絶えず雇用を創出することになる。世界全体の発展の『エンジン』になる」と話す。
▽地域経済の注目点は「新しい」
アナリストの間で一般的な見方は、「今、イノベーションを通じて地域経済の新たな成長源を育成しなければ、世界の競争の中で『不敗の地』に立つことはできない。グリーン・環境保護、バイオテクノロジー、医療、電子商取引(eコマース)、ソフトウエア、文化コンテンツなどの高付加価値の新産業も、『1ベルト、1ロード』などの地域協力の新戦略も、どちらも3カ国やアジアの経済の繁栄を支える重要な役割を果たすことになる」というものだ。
孫センター長は、「従来の消費の注目点が絶えず新たな需要に取って代わられており、不断のイノベーションを通じて、新たな経済成長源を育成しなければ、ともに直面する生産能力の過剰という問題を効果的に解決し、相互利益・ウィンウィンを実現することはできない」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年11月9日