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中国人の物語 「南京大虐殺」を漫画で欧州に紹介する中国人女性 (2)

人民網日本語版 2015年11月30日14:01

徐革非さんはフランス語「南京」の企画者で、2009年にフランスの友人数人と共にこの出版社を立ち上げた。彼女が夏さんのことを知ったのは2010年、夏さんと日本の右翼団体が10年にもわたり裁判で争っているという報道からだった。この裁判が最終的にフランス語漫画「南京」の創作のきっかけとなった。フランス語漫画「南京」はフランスの劇作家ニック・マイランド(Nick Mayrand)氏が執筆し、四川美術学院教授・周宗凱氏が作画してついに完成した。絵は木版画風の作画を用い、欧州映画のカメラワークと融合させて、中国の連環画(物語を1ページ大 の挿絵と見出し文で表現する手のひらサイズの絵本)風の仕上がりとなっている。初版6,000部は瞬く間に売り切れた。欧州の多くの読者はこの本で初めて第二次世界大戦における「南京大虐殺」を知った。

徐革非さんは「南京」のような作品こそが彼女が出版社を作りたいと決めた動機だったという。2007年、彼女は化学工業の会社を辞職し、中国の物語を出版する企画書を書き上げ、投資家を募っていた。彼女の人生において最も重要な人物、それはフランス人脚本家のパトリック・マーティ(Patrick Marty)氏だ。マーティ氏はずっと中国文化に強い興味をもっており、徐革非さんの話を聞いた後、自分と徐革非さんの出会いに運命を感じたという。その後、彼は周りの友人を徐革非さんに紹介し、彼女と共に最初の物語の企画を始めた。物語の主人公は中国の著名な歴史人物・包拯(中国で広く知られている北宋の清廉潔白な政治家)。この本は企画から1年あまりを費やし、中国の著名漫画家・聶崇瑞氏がその作画を担当した。2009年、徐革非さんは最初の中国の物語を欧州最大のアングレーム国際漫画祭に出展し、大成功を収めた。「包拯伝奇」で徐革非さんと彼女の出版社は一気に有名になり、26人の株主が次々と加わった。内容豊富な真実の中国の物語をフランスに紹介したい、これが彼女が見つけ出した人生における座標軸だ。(編集TG)

「人民網日本語版」2015年11月27日


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