2015年12月11日  
 

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今年の人気テレビワード 「知的財産」「若いイケメン」「リアルバラエティ番組」

人民網日本語版 2015年12月11日09:51

9日に開幕した「中国(深セン)国際テレビドラマフェア2015」で、中国映画の巨匠・尤小剛(ヨウ・シアオガン)監督が、「『IP(intellectual property:知的財産権)』、『若いイケメン』、『リアルバラエティ番組』などが人気ワードとなる中、中国国産のドラマは今後、どの方向に進めば良いのだろうか?業界内の多くの人がそのように困惑している」と胸の内を語った。北京晨報が報じた。

「若いイケメン」について、尤監督は、芸能界に「新人」が出てくるのはいいことだが、「若いイケメンの人気」イコール「演技力」ではないと指摘する。そして、「『若いイケメン』については、こう考えなければならない。アイドルの多くがリアルバラエティ番組に出演するようになっているため、新人を起用するスピードが速くなっている。新人の起用のスピードが速くなると、外向的な演技が求められるようになる。厳密にいうと、深みのある作品には、そのような『若いイケメン』は向いていない」との見方を語った。

「歴史もののドラマが急激に減り、社会や生活をテーマにしたドラマの注目度も下がり、『演技派』がドラマから消えた」という見方には、尤監督は完全には賛同していない。しかし、筆者は今年の取材の中で、多くのプロデューサーが「出演する役者を、ドラマはリアルバラエティ番組に譲らなければならない」という嘆きを何度も聞いた。例えば、今年のドラマ「花千骨(The Journey of Flower)」で大ブレークした馬可(マー・クー)は7月、中国中央テレビ(CCTV) の某リアルバラエティ番組の撮影のため、某ドラマの撮影に1カ月遅れで参加した。この点、尤監督は、「リアルバラエティ番組の出演者の出演料は下がるどころか上がっている。厳密に言うと、今後はリアルバラエティ番組に注がれる精力が、ドラマの製作に注ぐ精力を超えるようになるだろう」と予測している。

「人民網日本語版」2015年12月11日 

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