2015年12月10日  
 

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日本の新幹線がインド高速鉄道を受注 「戦国時代」到来

人民網日本語版 2015年12月10日08:33

日本の「特産品」といえる新幹線の海外への普及拡大の道のりは思ったほど簡単なものではない。今年に入ってから、新幹線は高速鉄道の戦いで中国に負け続けてきたが、このほどインドで一矢を報いることができた。良いことは続くもので、低迷していた日本経済も最新のデータが発表されると一息つくことができた。第3四半期(7-9月)に経済が力強い伸びを示し、垂れ込めていた暗雲が払われたのだ。「北京商報」が伝えた。

▽新幹線は「日照りの後の慈雨」

日本経済新聞社が8日に伝えたところでは、日本とインドは12日に行われる首脳会談において、インド高速鉄道プロジェクトで日本の新幹線方式を採用することで合意する見込みだ。プロジェクトの総事業費用は約9800億ルピー(約1兆8千億円)で、日本は期間約10年の円借款1兆円を供与する計画という。日本がインドで受注する初の高速鉄道プロジェクトであり、注目を集めている。

実際、インドと日本は高速鉄道プロジェクトで「利害関係が素早く一致した」。インドに早急な鉄道建設のニーズがあるからだけではない。日本の安倍政権は内需の不振を受けて、かねてよりインフラ分野の輸出を経済発展のための「海外エンジン」ととらえてきた。ベトナムやインドネシアの高速鉄道プロジェクトの戦いでたびたび利益を取り逃がしてきた日本は、「順調な取引」を獲得する必要に迫られてもいた。

▽高速鉄道「参加者は多いがパイは小さい」

高速鉄道の受注をめぐり各地で行われる競争は、日本の想像をはるかに上回るレベルで日に日に激しさを増している。日本人が自信をもってアピールする新幹線だが、思ったほど歓迎されていない。すでに合意した海外高速鉄道プロジェクトで、新幹線プランを採用したのは2007年開通の台湾高速鉄道だけだ。


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