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米報告書 中国の消費、今後5年間で約2兆3千億ドル増加

人民網日本語版 2015年12月23日13:19

米ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)とアリババ(阿里巴巴)グループ傘下の阿里研究院が21日に共同で発表した「中国消費すう勢報告書」によると、中国では今後5年間で、人口・社会・科学技術発展などの要素に後押しされ、消費が2兆3千億ドル増加する見通しだ。この額は、ドイツや英国の現在の消費市場規模の1.3倍にあたる。環球時報が伝えた。

報告書によると、▽アッパーミドル層および富裕層の消費者▽新世代の消費者▽ネットショッピング――という3つの発展すう勢が今、中国消費市場のモデルチェンジを推進している。

年収が2万4千ドル(約290万円)を上回るアッパーミドル層および富裕層の消費者の数はますます増加している。これらの人々の数は2020年までに今の倍の1億世帯となり、その消費は年17%のペースで増加するとみられる。

また現在、中国の18~35歳の新世代の消費者が力を蓄えつつあり、50年代生まれ、60年代生まれ、70年代生まれの消費者に代わり、中国消費市場の主力となると予想される。推計によれば、こうした新世代消費者の購買力は年14%のペースで増加していく。このペースは、35歳以上の消費者の購買力増加率の倍だ。

このほか、ネットショッピングの旺盛なニーズは今後も続き、中国の個人のネットショッピング額は2020年までに、年20%のペースで激増するとみられる。一方、同時期のオフライン実店舗の小売り額増加幅は年6%にとどまる。

専門家は「上述の3つのすう勢は、中国人家庭の消費する製品とサービスのタイプを変化させることになる。中国の消費者がアッパーミドル層および富裕層に入るに伴い、高級品・教育・観光など、生活の質を改善・向上させるためのサービスや高級商品の消費が大幅に増える」と分析する。(編集SN)

「人民網日本語版」2015年12月23日

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