運動は「健康」だけでなく、資産とも密接な関係がある。資産管理ソフト「挖財」がこのほど、健康・フィットネスアプリ「咕咚」と共同で、「2015資産・運動報告書」を発表し、資産が多い人ほど、運動をよくすることが分かった。北京晨報が報じた。
同報告書によると、運動に最もお金をかけているのは、年收が20-50万元(約370-925万円)の間の中流階級。運動やフィットネスに年間1500元(約2万7750円)以上かけている人の年収は、1500元以下の人より57.1%多かった。しかし、支出の項目を見ると、スポーツ器具やスマート器具の購入が多く、コーチを雇ったり、スポーツの技術を磨いたりするためにお金を使っている人は少なかった。
資産管理の記録を行っているユーザーのうち、6カ月以上連続で記録を行っているのは39%。一方、運動の記録を6カ月以上連続で行っているユーザーは47%だった。どちらも継続は難しいようで、運動が続く人は、資産の管理においても根気強い。つまり、運動と資産、信用はプラスの相関関係がある。
新華網の報道によると、同報告書はさらに、中国南方地域で最も普及しているスポーツは水泳であるのに対し、北方地域はジョギングであることを示している。うち、北京でジョギングをしている人のその時間は中国全土で最も多い。つまり、大気汚染が原因の煙霧が深刻な北京であるものの、市民はそれを全く恐れずに屋外で運動しているのだ。広東省広州市でジョギングをしている人のうち、中国全土で最多の61.4%が、ジョギング後それをSNSなどで公開している。
都市ごとに見ると、運動・フィットネスをしている人が最も多いのは、広州市、深セン市、北京市。上海市の人は、全国最多の平均年間2344元(約4万3400円)を運動にかけているにもかかわらず、同ランキングの上位10位に入っていないのは興味深い。まさに、「形から入る」タイプであるようだ。
「人民網日本語版」2015年12月23日