アマゾン中国法人が10日に発表した2015年の海外通販情勢報告によると、今年は中国の消費者がアマゾンのグローバルサイトでの買い物で消費した金額が急増し、消費総額は前年に比べ約7倍増加したという。「京華時報」が伝えた。
同報告によれば、15年の中国人消費者のアマゾングローバルサイトでの消費額が14年の約7倍に達した。1~10月だけで過去20年間の合計を上回る金額を消費した。
データをみると、中国の買い手の所在地が東南の沿海地域から内陸地域へと広がっている。東南沿海地域は引き続き「グローバル出店」の主力だが、大陸部の買い手の勢いが年々上昇している。15年の省・自治区・直轄市別の買い手の分布をみると、1位が広東省で、以下、福建省、浙江省、江蘇省、上海市、北京市、安徽省、湖北省、湖南省、山東省が続く。
12年と比較すると、15年は購入した商品の数量が88倍増加した。海外で人気の中国製品はこれまでの服飾品、コンピューター部品から増加を続け、現在の人気製品はタブレットコンピューター、スマートフォン、清掃用ロボット、ブルートゥースワイヤレスイヤホン、ドローンといった科学技術のウェイトが大きい先端の高品質製品に集中している。消費電子製品、ワイヤレス設備、服飾品、屋外用家具は中国の買い手に現在人気の商品だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年12月11日